グランドセイコーを長く愛用していると、「オーバーホールは何年ごとに必要?」「費用はいくらくらい?」「まだ問題なく動いているけれど、メンテナンスに出した方がよい?」と気になることがあるのではないでしょうか。
グランドセイコーでは、時計を永く愛用するために3~4年に一度を目安としたオーバーホール(コンプリートサービス)を推奨しています。
この記事では、グランドセイコー認定オンラインショップのYANOが、オーバーホールの頻度・料金・期間をはじめ、クオーツの電池交換、外装ケア、メカニカル・スプリングドライブとの違い、実際のご相談方法まで分かりやすくまとめます。
この記事で分かること
- グランドセイコーのオーバーホールは何年ごとに行うのか
- コンプリートサービスの料金と期間の目安
- クオーツ・メカニカル・スプリングドライブのメンテナンスの違い
- グランドセイコーの電池交換とYANOでできる電池交換の違い
- YANOオンラインへオーバーホールや修理を依頼する流れ
グランドセイコーにオーバーホールは必要?
腕時計の内部では、小さな部品が長時間にわたり動き続けています。見た目や動作に問題がなくても、内部の潤滑状態やパッキンなどは時間とともに変化します。
オーバーホールは、故障した時計だけに行う「修理」ではありません。時計を分解して状態を確認し、必要な整備や調整を行うことで、良好な状態を保ちながら長く使うための定期メンテナンスという側面があります。
車の定期点検や人の健康診断のようなもの、と考えると分かりやすいでしょう。
グランドセイコーのオーバーホールは何年ごと?公式の目安は3~4年
グランドセイコー公式では、時計を永く愛用するために3~4年に一度のオーバーホール(コンプリートサービス)を推奨しています。
ただし、「3年を過ぎたら故障する」という意味ではありません。使用頻度、保管環境、時計の状態などによっても異なります。
特に購入から3~4年以上経過している場合や、精度・操作感などに以前とは違う変化を感じる場合は、一度メンテナンスを考えるタイミングといえるでしょう。
不具合が起きてから修理するだけでなく、「現在は問題なく動いている」という状態で定期的に点検することも、長期愛用のためのひとつの考え方です。
グランドセイコーの「コンプリートサービス」とは?
グランドセイコーのコンプリートサービスは、内装修理・オーバーホールに加えて、ケース・メタルバンドのライトポリッシュを組み合わせたメンテナンスサービスです。
深い傷や大きな打痕などについては、通常のライトポリッシュだけでは十分に整えられないことがあります。その場合は、後述する外装リペアポリッシュサービスを検討します。
グランドセイコーのオーバーホール料金と期間
2026年9月5日時点で、グランドセイコー公式サイトに掲載されているコンプリートサービスの料金・期間の目安は以下の通りです。
| ムーブメント | 料金目安(税込) | メーカーでの期間目安 |
|---|---|---|
| クオーツ | 60,500円~ | 約3~6週間 |
| メカニカル | 88,000円~ | 約3~6週間 |
| スプリングドライブ | 88,000円~ | 約3~6週間 |
※メーカー料金は予告なく変更される場合があります。
※YANOを経由してご依頼いただく場合は、メーカーとの往復・受付・お見積り確認などの日数が加わります。
クオーツ・メカニカル・スプリングドライブでメンテナンスはどう違う?
グランドセイコーには、大きく分けてクオーツ、メカニカル、スプリングドライブの3種類があります。
| 種類 | 主な特徴 | メンテナンスの考え方 |
|---|---|---|
| クオーツ | 電池を動力源とする高精度ムーブメント | 定期的な電池交換に加えて、長期使用では内部・防水性能などの点検も検討 |
| メカニカル | ぜんまいの力で動く機械式ムーブメント | 潤滑や部品の状態を保つため、定期的なオーバーホールを検討 |
| スプリングドライブ | ぜんまいを動力源とし、独自の調速機構で高精度を実現 | 精密な機構のため、定期的なメーカーでの点検・整備を検討 |
3方式の仕組み・精度・寿命などを詳しく知りたい方は、「クオーツ vs スプリングドライブ vs 機械式」の比較記事もご覧ください。
クオーツモデルは電池交換も大切
クオーツモデルでは、日常的なメンテナンスとして電池交換が必要です。
グランドセイコー公式のメーカー電池交換では、単に電池を入れ替えるだけではなく、パッキン交換、ケース・バンドのクリーニング、防水検査もあわせて実施されます。
| メーカーサービス | 料金目安(税込) | 主な内容 | 期間目安 |
|---|---|---|---|
| 電池交換 | 8,800円 | 電池交換・パッキン交換・クリーニング・防水検査等 | 約2週間 |
| バッテリープラスサービス | 13,200円 | 上記に加え、1年間の精度保証・バンド点検・保守 | 約2週間 |
YANOでは用途に応じた電池交換も承っています
「防水検査までは必要ないので、まず通常の電池交換をしたい」といった場合には、YANOでの電池交換もご利用いただけます。
| 電池交換メニュー | 料金(税込) | 防水検査 | 作業 |
|---|---|---|---|
| YANOでの電池交換 | 2,200円 | なし | YANO |
| 電池交換+防水検査 | 5,500円 | あり | 提携修理業者 |
| グランドセイコー メーカー電池交換 | 8,800円 | あり | メーカー |
店頭・郵送のどちらでも承ります。店頭へお持ち込みの場合も、原則として時計を一度お預かりして作業するため、即日のお渡しではなく翌日以降となります。
2,200円の通常電池交換には防水検査は含まれません。5,500円の「電池交換+防水検査」には、YANOと提携修理業者間の送料が含まれています。
時計の状態・モデルによっては、YANOや提携修理業者ではなくメーカーでの対応をご案内する場合があります。

9Fクオーツについて詳しくは、グランドセイコー9Fクオーツのおすすめモデルもご覧ください。
ケースやブレスレットの傷が気になる場合は?
コンプリートサービスにはライトポリッシュが含まれていますが、より深い傷などが気になる場合には、グランドセイコーの外装リペアポリッシュサービスという選択肢があります。
| メニュー | 料金目安(税込) |
|---|---|
| ケース | 50,600円 |
| バンド | 44,000円 |
| ケース+バンド | 83,600円 |
メーカーでの期間目安は約4~5週間です。貴金属モデルは都度見積もりとなり、一部対象外モデルもあります。
傷をすべて消して新品同様にすることだけが正解とは限りません。時計と一緒に過ごしてきた痕跡を残したい場合もありますので、ご希望に合わせてメンテナンス内容を検討しましょう。
こんな症状があればメンテナンスを検討
以下は必ずしも故障を意味するものではありませんが、相談を考えるひとつの目安です。
以前に比べて進み・遅れが大きく感じられる。
十分に巻き上げても停止するなど、以前と動きが違う。
使用状況が同じなのにパワーリザーブの変化を感じる。
操作が重い、引き出しにくいなどの変化がある。
水分侵入の可能性もあるため、早めの相談がおすすめです。
長期間点検していない場合は定期点検を考える目安に。
YANOオンラインにグランドセイコーのメンテナンスを相談する流れ
YANOオンラインでは、当店でお買い上げいただいたグランドセイコーはもちろん、他店で購入されたグランドセイコーについても、オーバーホール・修理・メンテナンスをご相談いただけます。
購入店が遠い、どこへ相談すればよいか分からない、といった場合もまずは現在の状態をお知らせください。
メーカー保証期間内の可能性がある場合は、保証カード(メーカー保証書)をお持ちであれば、時計と一緒にお送りください。
保証の適用可否を確認する際に必要となる場合があります。保証カードを紛失されている場合や、ご用意できない場合は、その旨をお問い合わせ時にお知らせください。
郵送でご依頼いただく場合の送料
YANO購入品の初回無料電池交換サービス
対象の場合は、往復送料も当店にて負担いたします。
通常の電池交換を郵送でご依頼の場合
当店までの発送は元払いにてお願いいたします。返送料は1,100円(税込)、北海道・沖縄は2,200円(税込)です。
他店でご購入された商品
当店までの発送は元払いにてお願いいたします。返送料は1,100円(税込)、北海道・沖縄は2,200円(税込)です。
返送料は作業料金等と合わせて事前にお支払いいただき、元払いにて返送いたします。
お見積り後のキャンセル
メーカーでの点検・見積り後に作業をキャンセルされる場合も上記返送料をご負担いただきます。また、メーカーからキャンセル料等が提示された場合は実費をご負担いただく場合があります。
グランドセイコーのメンテナンスについてご相談ください
「そろそろオーバーホールした方がいい?」「この症状は修理が必要?」「他店で購入した時計でも相談できる?」といった段階でも構いません。
普段からできるグランドセイコーのお手入れ
使用後は柔らかい布で拭く
汗や皮脂などが付着したままにならないよう、使用後は柔らかいクロスで軽く拭き取る習慣がおすすめです。
強い磁気や衝撃を避ける
腕時計は精密機器です。強い磁気を発するものの近くに長時間置いたり、強い衝撃が加わる作業を行ったりする場合には注意しましょう。
長期間使わない時計も時々状態を確認する
しばらく着用していない時計も、ケースやベルトの状態、動作などを時々確認しておくと安心です。
グランドセイコーのオーバーホール・メンテナンスについてよくある質問
Q. グランドセイコーのオーバーホールは何年ごとですか?
グランドセイコー公式では、時計を永く愛用するために3~4年に一度のオーバーホール(コンプリートサービス)を推奨しています。使用状況や時計の状態もあわせて検討してください。
Q. オーバーホールの料金はいくらですか?
2026年9月5日時点のメーカー料金目安は、クオーツ60,500円~、メカニカル・スプリングドライブ88,000円~です。時計の状態や交換部品によって追加費用が発生する場合があります。
Q. オーバーホールにはどれくらいかかりますか?
メーカーのコンプリートサービスは約3~6週間が目安です。YANO経由の場合は、メーカーへの発送・受付・見積確認・返送などの日数が加わります。
Q. クオーツもオーバーホールは必要ですか?
クオーツも精密な時計です。日常的には電池交換が必要ですが、長期間使用する場合は内部や防水性能などを含めた点検も検討すると安心です。
Q. YANOの2,200円の電池交換とメーカー電池交換は何が違いますか?
YANOでの2,200円(税込)の電池交換には防水検査は含まれません。グランドセイコー公式のメーカー電池交換8,800円(税込)は、電池交換に加え、パッキン交換・クリーニング・防水検査等を含みます。使用状況やご希望に合わせてお選びください。
Q. YANOの店頭で電池交換をすればその日に受け取れますか?
原則として一度お預かりして作業を行うため、即日のお渡しではなく翌日以降となります。郵送での電池交換も承っています。
Q. 他店で購入したグランドセイコーも相談できますか?
はい。YANOでご購入いただいた時計だけでなく、他店で購入されたグランドセイコーについてもオーバーホール・修理・メンテナンスをご相談いただけます。まずは専用フォームより現在の状態をお知らせください。
Q. 見積もりを確認してから修理するか決められますか?
はい。メーカー等からお見積りが提示された場合は、内容をご確認いただいたうえで作業を進めるかご判断いただけます。作業を進める場合は銀行振込にてお支払いいただき、ご入金確認後に作業進行を依頼します。
グランドセイコーを永く愛用するために
グランドセイコーは、購入したその日だけを楽しむ時計ではありません。仕事の日も休日も、そして人生の節目にも、長い時間を一緒に過ごせることが高級腕時計の魅力のひとつです。
だからこそ、時計選びと同じくらい購入後のメンテナンスも大切です。
グランドセイコー公式が案内する3~4年という目安を参考に、時計の状態を確認しながら、必要なタイミングで適切なメンテナンスを行っていきましょう。
YANOオンラインは1948年創業の矢野時計店が運営するグランドセイコー認定オンラインショップです。ご購入前のモデル選びはもちろん、ご購入後の修理・オーバーホールについてもご相談ください。
大切なグランドセイコーのために
現在の状態や型番を専用フォームよりお知らせください。当店購入品はもちろん、他店で購入されたグランドセイコーについてもご相談を承ります。
※メーカーの料金・サービス内容・期間は2026年9月5日時点のグランドセイコー公式情報をもとに掲載しています。料金・サービス内容は予告なく変更される場合があります。最新情報はグランドセイコー公式サイトをご確認ください。

